こんにちは！
スマイルハート八千代Branch Officeです。

スマイルハートでは、障害をお持ちの方の就労支援を行なっています。
就職というと『一般企業』や『官公庁』のイメージがあるかと思いますが、
障害のある方が働くために作られた会社『特例子会社』というものがあります。
今回はその『特例子会社』について、わかりやすく解説していきます！！

特例子会社とは

特例子会社とは、一般企業が障害のある方の雇用を進めるために設立した子会社です。
ここでは、障害のある方にとって働きやすい職場環境が整っていることが大きな特徴です。
専任の指導員も居るため、安心してお仕事を覚えていくことができます。

特例子会社で働くことのメリット

障害のある方が働く為に作られた会社なので、そこで働くメリットは多々あります。働きやすい環境を提供する為に、各企業で様々な取り組みを行なっています。
特例子会社ではフレックスタイム制度や、短時間勤務制度など柔軟な働き方ができることが多いのが特徴です。これによって休みを通院日に合わせていただいたり、体調に合わせた働き方ができる傾向があります。職場の上司や同僚が「障害に理解のある人」や「障害を持っている人」なので、障害や仕事のことについて相談がしやすいことも特徴です。特例子会社では障害者が働ける環境の整備が義務づけられているので、バリアフリーの設備が整っています。特例子会社では、お仕事を教えてくれる専任の指導員が居ます。障害特性に合わせてお仕事を教えてくださるので着実に業務を覚えていくことができます。

一般企業と比較すると

就職するメリットがたくさんある特例子会社ですが、一般企業と比べてどちらを選ぶべきなのか。比較してみると下記のような傾向があります。特例子会社の業務は、親会社のサポートが多いため、専門的な業務は少ない傾向があります。加えて求人数も一般企業と比較すると大幅に少ないことも職種の選択肢の幅を狭めてしまっています。ご自身の挑戦したい職種を優先するなら一般企業。特性に合った働き方を優先するなら特例子会社が合っていると言えます。一般企業では入社してから1年後の職場定着率は、以下の通りとなっています。

・身体障害 60.8%
・知的障害 68.0%
・精神障害 49.3%
・発達障害 71.5%

出典：厚生労働省『平成30年度障害者雇用実態調査』

特例子会社では、79.9%の企業で定着率を成果指標として導入し向上に努めているため
定着率が高い傾向にあります。転職せずに安定して長く働きたい方には特例子会社が向いていると言えます。
参考：野村総合研究所『障害者の就業状況等に関する調査研究-特例子会社の人員構成、離職者数』

特例子会社に求められている条件

厚生労働大臣から「この会社は特例子会社です」と認めてもらう為の条件もあります。
特例子会社は、常に以下の条件を達成し続ける為に絶えず努力しています。

・親会社との関係が緊密であること。(役員の派遣など)
・5人以上の障害者を雇用していること。全従業員のうち20%以上が障害者であること。
・雇用されている障害者のうち30%以上が重度身体障害者、知的障害者及び精神障害者であること。
・障害者の雇用管理を適正に行える能力を有していること。(施設の設備改善、専任の指導員の配置など)
・その他、障がい者の雇用の促進及び安定が確実に達成されると認められること。

出典：厚生労働省『「特例子会社」制度の概要』

企業は、どうして特例子会社を設立するの？

特例子会社は障害のある方にも嬉しい存在ですが、企業にもメリットがあります。

・障害の特性に配慮した仕事の確保・職場環境の整備がしやすい。
・障害のある方の能力を十分に引き出すことができる。
・職場定着率が高まり、生産性の向上が期待できる。
・障害者の方に配慮した設備を一か所にまとめることができる。
・障害者の法定雇用率を満たしやすくなる。

まとめ

障害のある方に働きやすい環境を作ろうと努力を続けている「特例子会社」ですが、実は
日本全国に562社(令和3年6月1日時点)もあります！
就職先の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか！

就労移行支援事業所スマイルハートでは、障がいを持っている方の就職を支援させていただいております。
随時、見学を受け付けおりますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ(^^)/

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